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PLCより怖い住宅用太陽光発電ノイズ その2 [電波障害]

昼間のノイズを確認しようと思い
夜の8時過ぎ、無線の電源を入れました。
あれ?ノイズがない。どのバンドを聞いてもないのです。

「あぁあ~~もしかすると・・・・」
ノイズ発生に思い当たる節があります。

お隣の広い土地に隣家の身内の方が新築の1戸建てを建築をされています
ぼほ、完成状態になり引渡し目前と聞いてました
また、2.3日前から電力会社からの電力供給が開始された様子でした
隣の新築屋根には、太陽光発電のパネルが載っており
直感的に、太陽光発電からのインバーターノイズかも?と・・・

新築の家には、まだ引渡されてないようなので
身内の方は住んでいらっしゃらないようです
翌日、以前から住んでいる隣家を尋ねて
新築宅から無線機への電波障害が発生しているようだとお話しました。
すぐに、建築施工会社の担当者が訪ねてこられ
確証があるわけではないが、太陽光発電からのノイズ可能性をお話しました
検証をするため、一人の方がシャックの無線機の前で立ち会って頂き
もう一人の方に新築のメインブレーカーを切ってもらいました
すると、今まで「ピロピロ」とバンド全体S7程度のノイズが
波が引くように、消えてくれたのです。

同時に、どのこに原因があるか個別のブレーカーを切って探ったところ
太陽光発電のブレーカーが繋がるとノイズが発生することがわかりました。
建築会社の担当者もノイズの原因が新築の太陽光発電にあることが
確認でき判明しましたので、メーカーに対策依頼をすることを約束していただきました
また、当面の間、太陽光発電用ブレーカーは、遮断しますとなりました。

対策

太陽光発電装置は、京セラでした。
京セラの対応は、大変 紳士的でありました
ノイズ発生直後、2,3日後に東京本社から担当者が来訪して
ノイズの発生状況に関して説明をしました。
京セラの担当の方は、なんらかの形で障害対策をする約束をして頂きました。

その後、数週間後
京セラ滋賀工場のエンジニアがコアを持参し
施工業者と共に大がかりなコア対策をしました。
この対策は、発電装置の「パワーコンディショナー」と
屋上パネル接続の「DC」部分及び「AC」接続部分に
数カ所のコアを取付るとのことでした。

しかし、コア対策の効果は有効ではなく
ノイズレベルに変化はありませんでした。

この対策が有効でなかったので
京セラとしても、対策が振り出しに戻ってしまったようです。
1週間後、再度、京セラ東京本社担当者が来訪され
今後の対策に関しての話し合いを持ちました。
担当者の方は、この時も大変紳士的で
一般的にノイズ解消をする為には、どのような対策があるのか等
いろいろ尋ねられ、私も知っている限りの資料等をお見せしました。

この時、アマチュア無線の団体であるJARLの存在
また、担当官庁の総務省通信局等の話もお話しました
担当者の方は、社に戻って、次の対策を考えてくるとのお話でした。


2日後、京セラから電話があり
「昨日、JARLの技術研究所を訪ねてお話をしてきました」と・・・突然の話にビックリしました。
京セラの対策への意欲が本気であることが伝わってきます。


京セラとJARL技術研究所との話し合いの結果
「共同実験を実施する」ことになったとのことでした。
その実験で有効な対策が見つかれば
その対策をしようと思いますとのことでした。

京セラとの電話を切って、JARL技術研究所に電話をしてみました
詳しい共同実験にいたる経緯を聞きました。
また、翌日 巣鴨へ直接出向き
JARL技術研究所長と共同実験のいきさつ等
当局の電波障害に関する症状等を詳しい話してきました。

その時の話では
北関東のアマチュア局がS-9プラスでのノイズ障害があり
太陽光発電装置がノイズ源と判明したがその家は数百m離れたところからで
特定に苦慮したとのお話を伺いました。
そのメーカーは京セラではなくはS社とのことでした

10日後、京セラから連絡が入り
JARLとの共同実験での成果は
「パワーコンディショナー」と室内のコントロール(発電量の表示するパネル)接続する
ケーブルを取り外すとノイズレベルが若干下がることは判明したそうです。
また、京セラからノイズの発生元は太陽光発電の心臓部である
「パワーコンディショナー」でありその部品に使われている
「IGBT」が主な原因であることも同時に判明したとのことでした。


最終的な対策

共同実験から1ヶ月後
京セラから連絡が入り、電波暗室等でデーター取りした結果
現在使用している最新パワーコンディショナとモデルの古いパワーコンディショナを
比較したところ、古いモデルではノイズが下がったので
交換後の実験をしたいとの申し出がありました。

最終対策日 当日
まず、パワーコンディショナとRS232Cで接続されている
室内端末機とのケーブルを切り離すとS-2程度ノイズレベルが全周波数的に下がりました
次に、メインの対策である
パワーコンディショナを古いモデルに交換して発電させると
嘘のようにノイズがなくなりました。
ノイズ帯域が変わった可能性もあるので1.9~50Mhz、144、430Mhzと聞ける範囲の
アマチュアバンド内を聞きましたがノイズは確認できませんでした。


以上のように4ヶ月かかって太陽光発電から発するノイズはなくなりました。
この対策により、隣家は古いモデルのパワーコンディショナの設置を快諾してくれました。
しかし、機器交換となりましたので電力会社との買電契約が再申請とこのとで
太陽光発電の稼働はさらに1ヶ月後になったそうです。

以上の経緯で私の太陽光発電ノイズ対策は解決しました。
解決には、隣家、建築会社、メーカー、JARLと様々な方の
ご理解と対策に対する取組みがあって解消されました。
関係各位に感謝いたします

しかしならが、近年、住宅地では様々なローカルノイズがあり
1つ1つ確認して対策を施すのは、困難だなと感じております。

おまけ
太陽光発電のブレーカーのON OFF 状況(ONから5秒後にOFFへ)




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コメント 6

JP1LRT

こんにちは。 検索からたどり着きました。

私も同様な心配をしております。 近隣に太陽光発電パネルがあります。ノイズ源と特定はしていないのですが、50MHz帯がメインな私ですがかなりのノイズに悩んでおります。

今後世の中に出てくるシステムがノイズフリーであることを祈るばかりです。
by JP1LRT (2010-01-30 12:51) 

max

LRPさん、いつもQSOありがとうございます
ノイズ対策は、根気の要る作業ですね
まずは、「あきらめない」とこが解決の第一歩であると
今回の対策で実感しております。

by max (2010-01-30 20:39) 

peace-J

こんにちは。私も検索からたどり着きました。
私はBCLをしているので、PLCやこのソーラー発電には不安があります。

家電もそうですが、このところ新しい製品になると余計ノイズが発生するということがけっこうある気がします。
そのクレーム担当の方はすばらしい対応ですが、なんとも大変でしたね。
開発・製造の段階で、低価格競争からなのか、そういった基本的な何かを、自然と手を抜かれることがもし起こっているとなれば、やっぱり「安かろう、悪かろう」となり、とてももったいないですよね。。
この事例がフィードバックされて、人に迷惑のかからない商品に生かされてくれれば良いですね。
by peace-J (2010-08-15 10:44) 

九保 享

こんにちは。 JA1WCです。

昨年(2010) 11月に隣家にソーラー発電システムが設置され、以来一年間 日中はHF帯で ハイ・レベルの高周波ノイズに悩まされています。 システムの「パワー・コンバーター」は 隣家の屋内に設置されており、 その位置と 私のビーム・アンテナ・エレメントとの距離(間隔)は 10メートル以内という近さです。

この工事についての事前調査や連絡はなく、ノイズの発生で初めてこの行事を知った次第でした。
 
私なりのチェックで、ノイズとの因果関係を確認したうえで、隣家にその旨を伝え 工事施工業者に連絡を取ってもらいました。 業者には 当方のシャックで実情を確認してもらい 対策を要請しましたが、 ライン・シールドなど小手先の対応で結果が得られないまま一年が過ぎました。 

システム・メーカーは「サンヨー・ソーラー・エナージー社」です。 メーカーにはそれなりの対応技術の蓄積ががあるはずなので、メーカーに動いてもらうよう 強く要請しましたが、なぜか動きが鈍いのです。 メーカーと販売店との間の力学が作用しているのでしょうか。

最近になって、ようやくメーカーの技術者が現れ、ノイズ発生の主因である「パワー・コンバーター」を 屋内から屋外に移動させてアンテナtの距離を離すことが提案されました。 

実験で その効果が確められましたので、 その実施を待っているところです。  外部設置用の専用ケースの手配が必要とのことで、実現は 来年2月とか。 まだ暫く我慢が続きます。
by 九保 享 (2011-11-30 10:57) 

JJ1RBY

初めて書き込みします。

昔の家電屋さんは、オーディオ機器を扱っていたので、ノイズの経験が非常に豊富で、ノイズ対策が万全でした。

ところが、デジタルのオンパレードと、ICの普及でノイズの経験者が不要になってしまいました。昔のデジタルは動作周波数が低かったので、それほどノイズの発生源とはなりませんでしたが、最近のデジタル機器は、動作周波数が飛躍的に上がってしまい、周辺機器ですら高周波ノイズをバンバン発生します。

現在の技術者はデジタルばかりで、基本的なアンプの知識さえありません。加えて、ノイズの知識は皆無です。従って、彼らの作った機器は、ノイズ満載となってしまいます。

よく、航空機で携帯電話が禁止されていますが、原因は簡単です。航空機のデジタル回線に、ノイズ対策が皆無だからです。医療機器も同様で、シールド線さえ使われていません。(未だにツイストケーブル!)

コンピュータがこれだけ普及しているのに、コンピュータのノイズ対策は、本当にお粗末です。嘆かわしい時代になりました。

昔、SFの未来社会で、技術的知識がすたれてしまう話がありましたが、正に、ノイズに関しては、そうなってしまった様です。(涙)
by JJ1RBY (2013-01-24 22:53) 

JM1NZJ

太陽光発電のノイズは他人事かと思っていたのですが~

都内の二世帯住宅に住んでおり、3.5~430MHzで、max200wで、一応、DXもやっています。

妹宅で、太陽光発電パネルを、わがシャック上の屋根に設置すると言い出しビックリ~

これまで、自局による障害については、それなりに経験を積んできましたが、自局が受ける方については初体験~

ルーフタワーは、一応、わが家の屋根に乗っているが、パネルを設置するという屋根にはアンテナから同軸が何本か這わせてあるし、上空にはHFのワイヤーアンテナも張ってある。

3.5と7MHzでは、ドアホンのピンポンが60w超えると鳴るので、対策を強化しようと考えているところを逆襲された!

この際は、業者に事前条件を付けるのが最低条件でしょうか?
業者,形式,設置方法に、推奨等、ありますでしょうか?

この際、発想を変換して、hamとソーラーの共存を図るモデルケースを追及するとか~

でも、正直、設置しないに越したことはない。

by JM1NZJ (2014-01-15 13:31) 

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